バイナリーオプション必勝法「OANDAオーダーブック(板情報)」トレード

「バイナリーオプションを攻略するための必勝法はありますか?」

「必勝:勝率100%というのは難しいですが、バイナリーオプションで勝率を上げるためにおすすめのトレード手法・トレードツールがあります。今回は、「OANDAオーダーブック」というツールを生かしたトレードの内容・やり方を解説します。」

OANDAオーダーブックとは

OANDAオーダーブックとは

OANDAグループの提供するツールを利用している投資家の取引状況・注文状況をグラフ化して表示してくれるツールのこと

を言います。

OANDAは、1996年にアメリカ合衆国のデラウェア州にて設立された会社で、世界ではじめてインターネットを利用した無料の外国為替レート情報の提供を開始し、1日100万件以上のデータベースへのアクセス、75,000件以上の企業へサービス提供している世界的なFXデータベースの企業グループです。

世界中のOANDAを利用する投資家の注文状況がわかる板情報のことを「オーダーブック」と呼び、投資家が無料で「オーダーブック」を利用することができるのです。

他にも投資家のトレード状況・取引状況を可視化するツールはあるのですが、OANDAは、世界の投資家のシェアを一番抑えている企業であり、口座数こそ開示していませんが、世界で数百万人とも予想される投資家の注文状況(板情報)を表示してくれるため、かなり精度が高く、貴重なデータが見れるツールとなっています。

OANDAオーダーブックを見れば「市場参加者の動き」を見ながらバイナリーオプショントレードができるメリットがあります。

OANDAオーダーブックの仕組み

OANDAオーダーブックというツールは、2つのツール・グラフで構成されています。

  1. オープンオーダー:未約定のオーダーの価格水準と割合を表示
  2. オープンポジション:保有中のポジションの取得価格の水準と割合を表示

オープンオーダー

未約定のオーダー状況(まだ約定していない注文の状況)がわかる

  • 左上ゾーン
    「売り指値の注文量と価格」 = 利益確定のために売りたくて実行した注文(利益が出ている買いポジションがある人が行った注文)
  • 左下ゾーン
    「買い指値の注文量と価格」 = 利益確定のために買いたて実行した注文(利益が出ている売りポジションがある人が行った注文)
  • 右上ゾーン
    「買い逆指値の注文量と価格」 = 損切のために買いたい・決済したい方の注文(損失が出ている売りポジションがある人が行った注文)
  • 右下ゾーン
    「売り逆指値の注文量と価格」 = 損切のために売りたい・決済したい方の注文(損失が出ている買いポジションがある人が行った注文)

オープンポジション

保有中のポジション状況がわかる

  • 左上ゾーン
    利益が出ている売りポジションの注文量と価格
  • 左下ゾーン
    損失が出ている売りポジションの注文量と価格
  • 右上ゾーン
    損失が出ている買いポジションの注文量と価格
  • 右下ゾーン
    利益が出ている買いポジションの注文量と価格

「オープンオーダー」「オープンポジション」が表示できるもの

「オープンオーダー」「オープンポジション」では、説明した通り「未約定の注文状況」「保有中のポジション状況」について、下記の条件で表示することができます。

  • 通貨ペア
    XAG/USD、XAU/USD、USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、GBP/USD、AUD/USD、EUR/AUD、EUR/CHF、EUR/GBP、GBP/CHF、NZD/USD、USD/CAD、USD/CHF、US500/USD
  • 非累積・純額
    非累積:買い注文・売り注文を相殺せずそれぞれ表示
    純額:買い注文・売り注文を相殺した上で差分を表示
  • 過去24時間
  • 保有比率
    買い注文・売り注文
  • 注文比率
    買い注文・売り注文

後ほど解説しますが、「未約定の注文状況」「保有中のポジション状況」を把握することができれば、投資家が強気なのか?弱気なのか?どういう動きをするのか?を予想することができ、為替レートの今後の動きも、ある程度予想することができるのです。

バイナリーオプションも、為替レートに合わせてトレードして利益を出す投資なので、バイナリーオプションのトレード手法として、「オープンオーダー」「オープンポジション」は使えるツールと言えるのです。

OANDAオーダーブックの使い方

OANDAオーダーブックは、無料で利用できるツールです。

OANDAオーダーブックはこちら

ただし、口座開設をせずに利用する場合と口座開設をして利用する場合では、OANDAオーダーブックに表示される情報の鮮度・質が変わってきます。

  • 口座開設 無 → 更新頻度:30分に1回、30分の遅れ
  • 口座開設 有(レギュラー・シルバーランク) → 更新頻度:20分に1回、遅延なし
  • 口座開設 有(ゴールドランク) → 更新頻度:5分に1回、遅延なし

当然ですが、高度な分析をするのであれば、5分毎の更新である「ゴールドランク」が望ましいです。バイナリーオプションでは、数分単位の短期取引がメインですので、20分、30分の情報更新では、有効にOANDAオーダーブックを活用できないのです。

ゴールドランクの条件

  • OANDA本番口座を保有
  • 期間中(1カ月)の取引がUSD 50万相当以上(通貨ペア不問)
    ※25枚(25万通貨)の往復取引

ゴールドランクでOANDAオーダーブックをトレードするには、1カ月に2.5ロット(25万通貨)のFXでの往復取引が必要になります。まずは取引が必要ない「レギュラー」ランクで、OANDAオーダーブックを使ってみて「これは使える」と思ったら、ゴールドランクをクリアできるぐらいはFXトレードをしておくと良いでしょう。

OANDAオーダーブック(板情報)を活用したバイナリーオプション攻略法

OANDAオーダーブック(板情報)は、市場参加者(投資家・ファンド・金融機関など)の注文状況「どこに注文を入れているのか?」を簡単に把握できるようになります。

市場参加者の注文に関する情報をもとにエントリーすることで、バイナリーオプショントレードの勝率を格段に上げることができるのです。

オープンオーダーを活用したバイナリーオプション攻略法

オープンオーダーは、前述した通りで

  1. オープンオーダー:未約定のオーダーの価格水準と割合を表示

するツールです。

  • 左上ゾーン:「売り指値の注文と価格帯」 = 新規注文・利確
  • 左下ゾーン:「買い指値の注文と価格帯」 = 損切り
  • 右上ゾーン:「買い逆指値の注文と価格帯」 = 損切り
  • 右下ゾーン:「売り逆指値の注文と価格帯」 = 新規注文・利確

ですから、

トレンドと逆方向の注文である「指値注文」が溜まっている価格帯(左上ゾーン・右下ゾーン)に差し掛かる = 反転する

ことを意味します。

  • 実勢レートが上昇して左上ゾーン:「売り指値注文」が溜まっている価格帯に差し掛かる
    → トレンドが反転して下降する
  • 実勢レートが下降して右下ゾーン:「買い指値注文」が溜まっている価格帯に差し掛かる
    → トレンドが反転して上昇する

ことになります。、

トレンドと同じ方向の注文である「逆指値注文」が溜まっている価格帯(左下ゾーン・右上ゾーン)に差し掛かる = トレンドが伸びる

  • 実勢レートが下降して左下ゾーン:「売り逆指値注文」が溜まっている価格帯に差し掛かる
    → トレンドが加速して下降する
  • 実勢レートが下降して右上ゾーン:「買い逆指値注文」が溜まっている価格帯に差し掛かる
    → トレンドが加速して上昇する

まとめるとオープンオーダーでは

  • 左上ゾーン:「売り指値注文」が多い価格帯に為替レートが達する = 相場反転 → 「LOW」エントリー
  • 左下ゾーン:「売り逆指値注文」が多い価格帯に為替レートが達する = トレンド伸長 → 「LOW」エントリー
  • 右上ゾーン:「買い逆指値注文」が多い価格帯に為替レートが達する  = トレンド伸長 → 「HIGH」エントリー
  • 右下ゾーン:「買い指値注文」が多い価格帯に為替レートが達する  = 相場反転 → 「HIGH」エントリー

というトレードになります。

より明確にするのであれば

オレンジの指値注文が2.0%を超えているラインを狙い

  • 上昇トレンド発生時 左上ゾーン:「売り指値注文」の2.0%ラインに達する = 相場反転 → 「LOW」エントリー
  • 下降トレンド発生時 右下ゾーン:「買い指値注文」の2.0%ラインに達する = 相場反転 → 「HIGH」エントリー

ブルーの逆指値注文が1.0%を超えているラインを狙い

  • 下降トレンド発生時 左下ゾーン:「売り逆指値注文」の1.0%ラインに達する = トレンド伸長 → 「LOW」エントリー
  • 上昇トレンド発生時 右上ゾーン:「買い逆指値注文」の1.0%ラインに達する = トレンド伸長 → 「HIGH」エントリー

というトレード手法が成立することになります。

オープンポジションを活用したバイナリーオプション攻略法

オープンポジションは、前述した通りで

  1. オープンポジション:保有中のポジションの取得価格の水準と割合を表示

するツールです。

オープンポジションでは、明確なエントリータイミングを測るというよりは、市場参加者の動きや意図を予想するのに役立ちます。

  • 左上ゾーン:利益が出ている「売りポジション」:利確するか?利益を伸ばすか?悩んでいる層
  • 左下ゾーン:損失が出ている「売りポジション」:損切りをギリギリ耐えている緊迫感のある層
  • 右上ゾーン:損失が出ている「買いポジション」:損切りをギリギリ耐えている緊迫感のある層
  • 右下ゾーン:利益が出ている「買いポジション」:利確するか?利益を伸ばすか?悩んでいる層

です。

利益が出ている市場参加者は、心理的な余裕があるため、比較的のんびりと行動する傾向があります。

一方で、損失が出ている市場参加者は、心理的な余裕がなく、迅速に行動する、または機械的(損切)に行動する傾向があります。

予想しやすいのは「損失を抱えている市場参加者の行動」です。

左下ゾーン:損失が出ている「売りポジション」 対比 右上ゾーン:損失が出ている「買いポジション」

を比較した上で

  • 左下ゾーン:損失が出ている「売りポジション」が優勢 → 為替レートは上昇する
  • 右上ゾーン:損失が出ている「買いポジション」が優勢 → 為替レートは下降する

と予想できます。

つまり

左下ゾーン:損失が出ている「売りポジション」 対比 右上ゾーン:損失が出ている「買いポジション」

を比較した上で

  • 左下ゾーン:損失が出ている「売りポジション」が優勢 → 為替レートは上昇する → 「HIGH」エントリー
  • 右上ゾーン:損失が出ている「買いポジション」が優勢 → 為替レートは下降する → 「LOW」エントリー

というトレード手法が成り立つのです。

  • オープンオーダーを活用したバイナリーオプション攻略法
  • オープンポジションを活用したバイナリーオプション攻略法

のやり方の全体像が把握できたのではないでしょうか。

OANDAオーダーブックは、基本的にFXトレードのための分析ツールではありますが、同じ為替レートでトレードするバイナリーオプションにも、十分に活用できるツールとなっています。

オープンオーダー・オープンポジションのバイナリーオプション攻略シナリオの作り方

考え方

1.まずはオープンポジションで「市場参加者の状況」を見る

  • 左上ゾーン:「売り」ポジションで含み益を抱える投資家が多いのか?
  • 右下ゾーン:「買い」ポジションで含み益を抱える投資家が多いのか?
  • 左下ゾーン:「売り」ポジションで含み損を抱える投資家が多いのか?
  • 右上ゾーン:「買い」ポジションで含み損を抱える投資家が多いのか?

とくに重要なのは

「含み損」を抱える投資家が「買い」ポジションに多いのか?「売り」ポジションに多いのか?

です。

理由としては、「含み益」を抱える投資家というのは、利益が出ている状態なので、焦って決済する必要はないと考えている余裕のある投資家です。そのため、動きも鈍いのです。

逆に「含み損」を抱える投資家は、差し迫った決断(このまま損失を膨らませるのか?損切するのか?)を迫られている層です。余裕がない分、すぐに反応して動くので予想がしやすいのです。

2.オープンオーダーで「どこに損切注文のラインがあるのか?」を見る

オープンポジション:左下ゾーン:「売り」ポジションで含み損を抱える投資家が多い
 ↓
オープンオーダー:右上ゾーン:「買い逆指値注文」で損切りを予定している

オープンポジション:右上ゾーン:「買い」ポジションで含み益を抱える投資家が多い
 ↓
オープンオーダー:左下ゾーン:「売り逆指値注文」で損切りを予定している

逆指値注文の場合は、注文が溜まっているところで、トレンドが加速する

という特徴があるため、

注文が溜まっている価格帯でトレンド方向にポジションを持つ

という考え方ができるのです。

  1. 売りポジションで含み損を抱える投資家が多い
  2. 113.7-113.8に損切注文が貯まっている
  3. 113.7-113.8を超えれば為替レートが上昇する可能性が高い
  4. そのタイミングで「HIGH」エントリー

3.オープンオーダーで「どこに指値注文が溜まっているのか?」を見る

指値注文が溜まっていれば、そこでトレンドが反転します。

明確に指値注文が溜まっているラインで、トレンドが反転するため、利確ポイントとする

という考え方ができるのです。

  1. 買いポジションで含み益を抱える投資家が多い
  2. 127.35に指値注文が貯まっている(より強気に買い増したい投資家が多い)
  3. 127.35まで為替レートが下がれば反転して上昇する可能性が高い
  4. そのタイミングで「HIGH」エントリー

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