
「バイナリーオプションを攻略するための必勝法はありますか?」

「必勝:勝率100%というのは難しいですが、バイナリーオプションで勝率を上げるためにおすすめのトレード手法はあります。今回は、「押し目買い・戻り売り」トレードの内容・やり方を解説します。」
「押し目買い・戻り売り」トレードとは
為替(通貨)に限らず、なんらかの投資商品というのは「売りたい人」と「買いたい人」が注文を出し合って、価格が折り合ったところで成約する仕組みのため、どんなチャートでも、一直線にチャートが形成されることはなく、チャートは上下動を繰り返しながら、大きなトレンドを作る、もしくはレンジ(横ばい)になるものです。
「売りたい人」と「買いたい人」のどちらかしかいないような状況では、注文が成立しないため、一直線のチャートというのはなく、どんなチャートでも、小さな波を作りながら、相場が形成されていきます。

「押し目買い・戻り売り」トレードとは
この大きなトレンドが形成されたときに小さく反転する部分(「押し目」「戻り」)を利用して行うトレード手法のこと
を言います。
- 上昇トレンド発生中に、一時的に下降した部分 = 「押し目」
- 下降トレンド発生中に、一時的に上昇した部分 = 「戻り」

- 上昇トレンド発生中に、一時的に下降した部分 = 「押し目」の時に「買い」エントリー
- 下降トレンド発生中に、一時的に上昇した部分 = 「戻り」の時に「売り」エントリー
「押し目買い・戻り売り」トレードのメリットデメリット
メリット
高い勝率が見込める
「押し目買い・戻り売り」トレードは、大きなトレンドの波に逆らわない順張りトレードです。形成されている大きなトレンドの方向に沿って、エントリーするため、勝ちやすい、勝率の高いトレード手法と言えます。
エントリー機会が多い
大きなトレンドの中で、小さく反転するタイミングは、何回も出てきます。エントリー機会が多い分、勝てるチャンスも増えるのです。
デメリット
レンジ相場では使えない
「押し目買い・戻り売り」トレードのエントリー機会ができるのは「大きなトレンドが発生したタイミング」です。レンジ相場では、利用できないため、レンジ相場が続いているとエントリーできないことになってしまいます。
海外バイナリーオプションにこそ、「押し目買い・戻り売り」トレードがおすすめの理由
海外バイナリーオプションの特徴には
- 小さな勝ち幅でも、ペイアウト倍率が約2倍である
- 自分の好きなタイミングでエントリーできる(短期取引)
- 勝率が53%以上あれば利益が出る
というものがあります。
FXとは違って、海外バイナリーオプションの場合は
小さな勝ちで良い(大きく予想を当てても、小さく予想を当てても、ペイアウト倍率は同じ)
のです。
確実に小さな勝ちを取りにくには、高い勝率が見込める「押し目買い・戻り売り」トレードが最適
ということです。
さらに海外バイナリーオプションの場合は「エントリー後○分後に判定」で「いつでも、何回でもエントリー可能」となっています。
国内バイナリーオプション業者のように「判定時刻があらかじめ決まっていて、2時間おきにしか判定時刻がない」わけではないのです。
「押し目買い・戻り売り」のエントリーサインが出たら、すぐにエントリーできて、数分後という短い判定時刻で元のトレンドの波に戻る可能性が高いため、勝ちやすく、エントリー機会も多く作れるのです。
- 高い勝率が見込める
- 数分後にエントリーできる
- 多くのエントリー機会が作れる
という点で
海外バイナリーオプションにこそ、「押し目買い・戻り売り」トレードをおすすめできるのです。
「押し目買い・戻り売り」トレードのやり方
「押し目買い・戻り売り」トレードは、非常に多くの投資家に利用されているトレード手法であり、かつ「トレンドで一時的に反転するタイミングでエントリーする」というシンプルなトレード手法なため、多くの「押し目買い・戻り売り」トレードのやり方が存在します。
今回は、筆者がおすすめしたい「押し目買い・戻り売り」トレードのやり方をいくつか紹介します。
1.「ボリンジャーバンド」と「移動平均線」を利用した「押し目買い・戻り売り」トレード
利用するテクニカル分析手法
- ボリンジャーバンド
- 移動平均線
ボリンジャーバンドとは

相場の振れ幅(ボラティリティ)を一定期間の価格のデータから測定し、統計学「標準偏差」を利用して、価格の変動範囲を予測し、チャート上に表示するテクニカル指標のこと
- プラスマイナス1σに実勢レートが入る割合:68.26%
- プラスマイナス2σに実勢レートが入る割合:95.44%
- プラスマイナス3σに実勢レートが入る割合:99.73%
つまり、過去の為替レートの推移から統計学的に確率を出し、その確率を線でわかりやすく表示してくれるテクニカル分析手法と言えます。
特性
- +2σより上にはみでる確率は4.56%しかないため、95.44%の確率で+2σの内側に戻ってくる可能性が高い
- -2σより下にはみでる確率は4.56%しかないため、95.44%の確率で-2σの内側に戻ってくる可能性が高い
という考え方になります。
±2σのラインは、20回に1回しかはみ出さない計算ですので、実勢レートが±2σのラインにタッチしたら反発して内側に入る可能性が高いのです。
移動平均線とは

ある一定期間の価格から平均値を計算し、それをつないだ線のこと。その日を含めた過去何日間の価格を結んでいくため、平均が移動し、移動平均線と呼ばれる
特性
- 長期の移動平均線が右斜め上に傾き → 上昇トレンド
- 長期の移動平均線が右斜め下に傾き → 下降トレンド
- 長期の移動平均線がほぼ水平 → レンジ相場
トレード手法

1.移動平均線でトレンドの方向をチェックする
- 200SMA(移動平均線)が右斜め上 → 上昇トレンド → トレード準備OK
- 200SMA(移動平均線)が右斜め下 → 下降トレンド → トレード準備OK
- 200SMA(移動平均線)がほぼ水平 → レンジ相場 → トレード見送り
※SMAは、単純移動平均線(Simple Moving Average)のことです。
※レンジ相場では「押し目買い」「戻り売り」は機能しないため、見送ります。
2.ボリンジャーバンドを見てエントリー
上昇トレンド発生中
- 実勢レートが-2σにタッチしたら、エントリー準備
- 実勢レートが上方向に反転したら(上昇しはじめたら)「HIGH」エントリー
下降トレンド発生中
- 実勢レートが+2σにタッチしたら、エントリー準備
- 実勢レートが下方向に反転したら(下降しはじめたら)「LOW」エントリー
2.「一目均衡表」と「移動平均線」を利用した「押し目買い・戻り売り」トレード
利用するテクニカル分析手法
- 一目均衡表
- 移動平均線
一目均衡表とは

細田悟一氏によって編み出された日本人の開発したテクニカル分析手法のこと
- 基準線:過去9日分のローソク足の高値と安値の中間値
- 転換線:過去26日分のローソク足の高値と安値の中間値
- 遅行スパン:終値を26日過去にずらした線
- 先行スパン1:当日の転換線と基準線の中間値を26日未来にずらしたもの
- 先行スパン2:過去52日分のローソク足の高値と安値の平均値を26日未来にずらしたもの
- 先行スパン1と先行スパン2で挟まれた空間を「雲」
上記の5本のラインがセットとして表示されるテクニカル分析です。
特性
- 実勢レートが「雲」に接すると反発する(「雲」は「抵抗帯」として機能する)
- 「雲」が分厚い → 反発が大きい
- 「雲」が薄い → 反発が小さい
という考え方になります。
過去9日分の転換線と過去26日分の基準線の中間値を基準にした「先行スパン1」と過去52日分のローソク足の高値と安値の平均値を基準にした「先行スパン2」は、直近のトレンドが大きいほど差が大きくなり、「雲」が大きくなります。直近のトレンドが大きい、雲が分厚いと反発して元に戻る力が働くということになります。
移動平均線とは

ある一定期間の価格から平均値を計算し、それをつないだ線のこと。その日を含めた過去何日間の価格を結んでいくため、平均が移動し、移動平均線と呼ばれる
特性
- 長期の移動平均線が右斜め上に傾き → 上昇トレンド
- 長期の移動平均線が右斜め下に傾き → 下降トレンド
- 長期の移動平均線がほぼ水平 → レンジ相場
トレード手法

1.移動平均線でトレンドの方向をチェックする
- 3本の移動平均線26MA、52MA、200MAが右斜め上 → 上昇トレンド発生 → トレード準備OK
- 3本の移動平均線26MA、52MA、200MAが右斜め下 → 下降トレンド発生 → トレード準備OK
- 200SMA(移動平均線)がほぼ水平 → レンジ相場 → トレード見送り
2.実際レートが分厚い「雲」にぶつかったら逆方向にエントリー
上昇トレンド発生中
- 実勢レートが下降して分厚い「雲」にぶつったら「HIGH」エントリー
下降トレンド発生中
- 実勢レートが上昇して分厚い「雲」にぶつったら「LOW」エントリー